2023年度の栃木県グリーンツーリズムネットワーク研修会が11月9日に行われました。
今回は東洋大学名誉教授の青木辰司先生をお招きし、「ネットワーク組織を活かした広域連携と受入体制づくりに向けて」と題して講演頂きました。
青木先生は益子町に縁があると聞き、親近感を抱きながらお話を聞かせて頂きました。
講義の中ではイギリスのファームステイの事例や国内のグリーンツーリズムの変遷などについて紹介しながら、中間支援的な性質を持った団体が地域全体の品質認証を行いながら各実践者の改善指導を通し実践者のレベルの底上げをしていく必要性についてお話を頂きました。
子の代が取り組みを承継しなくとも、孫の代で担い手が生まれているケースにも言及し、“倫理的外部人材(地域への想いを持った奇特な人材)”に関わってもらえるようなモデルづくりの重要性のほか、究極的には3o(思いやり・おすそ分け・お互い様)の精神を持ちつつ、来訪客に心をどう伝えるかがカギという話には受講生一同共感しきりでした。
受講生の質問にも丁寧に答えてくださったほか、会場に来ていた実践団体の取り組みにも関心を持ってくださり、今回の研修会で終わらない関わりに期待が持てる機会となりました。