グリーンツーリズムネットワーク分科会の一環として、参加者からネットワークの今後の取り組みとして提案のあった会員相互の活動現場の視察会を実施しました。

記念すべき第一回。
最初にお邪魔したのは、筍と栗を生産しながら、敷地内の竹林を切り口にした見学や体験事業も実施している若山農場さん。

この日はまさかの大寒波。豪雪に負けずに農場の先に進みます。
映画やプロモーション映像の撮影にも使われる美しい竹林に息をのみながら、代表の若山さんの案内で農場内を見学させて頂きました。

想像以上に広大な農場に驚きながらも、竹林特有の静寂感のある雰囲気に癒されながら先に進みます。

奥にある茶屋では、お抹茶とお菓子を頂きました。
あいにくの降雪ではありましたが、竹林の中でゆったりと過ごす時間の使い方に、グリーンツーリズムの観光資源としての大きな魅力を感じました。

竹のギャラリー&ミュージアムでは竹の豆知識や農場の説明のほか、工芸品の展示もあります。
また、園内には加工品を購入できる直売所があり、お土産も買うことが出来ました。

体験室で実施した意見交換会では、各地で荒廃した竹林が社会問題として扱われる中で、課題を資源化していくためのワークショップのアイデアや、ゆったりと長時間滞在して楽しんでもらうポテンシャルを秘めているといった意見が出されました。

2件目の視察の前には、ネットワーク会員の経営する飲食店「さつき餃子」さんでランチを頂きました。

無添加で厳選された地元食材を使った絶品餃子の販売や体験の受け入れを行っています。

この日は代表の山下さんから商品作りや外国人や子供向けの体験受入の取り組みについてお話を伺いました。バリエーション豊富な餃子をリーズナブルな金額で頂くことが出来ました！

午後の視察先は、栃木県民ならみんな知っている宇都宮動物園さん。
動物と近い距離で触れ合える魅力的なスポットです。

多門さんの案内で、園内を見学。地元企業のスポンサーPR看板やレトロな雰囲気の残る遊園地コーナーも宇都宮動物園ならではの風景で、人気を博しているのだそうです。

動物たちも寒さには勝てないようでしたが、参加者は可愛い姿にほっこり。

後半は荒井園長からこれまでのチャレンジングな取り組みや運営上の悩みなどについてお聞きし、他のグリーンツーリズム団体との連携の可能性について意見交換を行いました。

活動現場に触れることでお互いの魅力に気付くことが出来たので、お客さんに紹介したり、協力しながら満足度を高めるプランを提案することにつなげていけそうだと盛り上がりました。 今後も継続して現場視察を実施していきたいと考えています。会員の皆さまは是非視察受け入れや参加していただければと思います。